kt's eye

ライブのこと、映画のこと、本のこと、美術展のことなどなど、つらつらと書いていきます。

1/6 加藤真亜沙トリオ@Jazz Inn Lovely

Personnel

加藤真亜沙(pf)

中林薫平(b,el-b)

田切和寛(ds)

 

毎年恒例、ラブリーさんでの

真亜沙さんリーダーピアノトリオにお邪魔しました。

 

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毎年恒例のピアノトリオ、今年はどんな組合せになるかも楽しみの1つ。

今回、ベースはMISIAのサポートメンバーでもある中林薫平君。

ドラムは昨年同様、真亜沙さんとNYで出会ったという小田桐和寛君。

 

真亜沙さんのオリジナルは、

心象風景、起承転結が垣間見える構成が聴き所であり、

それを体現する真亜沙さんによる

綺麗でしなやかな鍵盤タッチが耳馴染み良く響く。

 

 

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それに呼応し、真亜沙さんのVoiceが挿入されたり、

アフリカ・ヨルバ族の言葉やリズムを使われたり、

エスニック、無国籍感を醸し出すのも面白い。

 

そして、曲のサビで挿入される

複雑な変速的拍子も真亜沙さんのオリジナルの面白いところ。

今回も薫平君、小田桐君はしかと対応し、

聴く側のテンションを上げてくれるのは流石です。

特に小田桐君のシャープで小刻みなドラミングは最高。

 

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真亜沙さんのMCで、今年は2ndアルバムをリリースする予定とのアナウンスが。

基本7人編成のLarge Ensembleによる作品とのこと。

 

そこに収録される予定の新曲、

ライブでは既にお馴染みの楽曲である

キンモクセイラー、Solを披露。

 

先に述べたエスニックかつ無国籍感があって、

サビに向かって心地良いビートが奏でられ、

それに呼応する薫平君の野太いエレベが映えるのが印象的です。

 

 

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その新作では、全編エレベとのMCがあり、

曲に映えるのは納得でありました。

 

今回もピアノトリオながら、

音の奥行きの広さを体感できたライブ。

 

真亜沙さんの楽曲はLarge Ensembleでこそ聴きたいので、

その編成で聴ける機会を心待ちにすると共に、

今年リリース予定の2ndアルバムを楽しみに待ちたいと思います。

 

 

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Set List

1st

Departure

Uragami

Tones For Joan's Bones

キンモクセイラー

Esubeleke

 

2nd

Sol

イションショアデー

Frostwork

After The Rain

 

Encore

小さな花

 

神田淡路町Cafe&Bar104.5での

全く同じ編成でのSolの動画です。

真亜沙さんの楽曲の素晴らしさが分かるかと思います。