マトリックス・レザレクションズ@Movix三好
2022年の映画初めは、20年ぶりにスクリーンに帰ってきた
「マトリックス・レザレクションズ」をチョイスしました。
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モス、
ヤーヤ・アブドゥルマーティンⅢ世、ジェシカ・ヘンウィック
あらすじ:
ネオは自分の生きている世界に違和感を覚え、やがて覚醒する。
そして、マトリックスにとらわれているトリニティーを救出するため、
さらには人類を救うため、マトリックスと再び戦うべく立ち上がる。
感想:(ネタバレ注意)
劇場公開当時、第1作目にどハマりし、4回劇場に観に行ったほど。
バレットタイム等の革新的撮影方法、カンフー等アジアテイストを織り交ぜた
無国籍感ある絵作り、そして、切れのあるアクションとガンファイト。
これら映像とアクションにハマったのが要因であって、ストーリーと言えば、
今考えると果たしてツボに入ったかというと正直微妙…。
なので、第2作リローデッド、第3作レボリューションになるに連れ、
アクションは鳴りを潜め、ネオの救世主の覚醒とトリニティとの愛、
そして、エージェントスミスとの次元を超えた決戦に置いてきぼり感を覚えたものです。
そして、復活した今作においても、個人的にはその置いてきぼり感がありました。
結局は、ネオとトリニティの救世主としての復活と愛なのか、描きたかったのは。
それに至る過程というのは、ほぼ第1作を準えて作られており、
OPからの展開なんてモロに第1作目の完コピ状態に驚いたほどです。
最近は過去作をリブートするハリウッド映画が多い中、
マトリックスの土台はファンを意識してか設定は変えずに展開し、
更に第2作・第3作までも引用されているのもしかり。
しかし、如何せんストーリー展開が鈍重過ぎる。
マトリックスの理論説明も字幕を追いかけざるを得ず、
頭で昇華できず途中寝落ちしそうに…。
また、アクションに関しても既視感ある映像とスピード感に欠け、画作りとしての面白味がない。
今作を観て、先にも述べた通り、マトリックスが面白くハマったのは、
ストーリーではなく、映像美だったことを再認識できた本作でありました。
劇場では通常版と特別版のパンフレットが販売されており、
特別版の方は、マトリックスの世界観が色々書かれているそうです。
(押井守監督による寸評も掲載されているとのこと。)
今作はハマれなかったけど、こちらは読んでみようかな。
そうすると、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」での
宇多丸さんの映画評「ムービーウォッチメン」で語られた内容も納得できるのかなぁ。
結局、マトリックス、気になるし好きなんじゃん、自分…。
#マトリックスレザレクション